皆様、焼きそばを食べようと思ったときに思い浮かべるのは、どのタイプの焼きそばでしょうか？

焼きそばは、中華麺を肉や魚介類、野菜などと一緒に炒めたものや、焼いた中華麺に具材をあんとしてかけたもので、その起源は中国の炒麺（チャオメン）だといわれていて、 焼きそばが日本で誕生したのは終戦直後の1950年頃だといわれています。

私たちが食べ慣れたソース味の焼きそばは、日本で独自に生み出された料理で、昭和10年前後に浅草の屋台で隆盛を極めたといわれていますが、はっきりしたことは不明です。
お家で作れる袋麺としては、マルちゃんが圧倒的なシェアで、美味しく、有名ですね。
また、1974年に焼きそばはカップ麺として登場しました。

日本の各焼きそばの元祖は、地域や種類によって異なります。
富士宮やきそば（静岡県富士宮市）
横手やきそば（秋田県横手市）
上州太田やきそば（群馬県太田市）
ひるぜんやきそば（中国地方）
黒石つゆ焼きそば（青森県）
石巻焼きそば（岩手県）
なみえ焼きそば（福島県）

などなど、日本各地のご当地焼きそばは他にも各種あります。

そんな中、私はとても疑問に思うことがあります。
同じ中華麺を使ったラーメンも主に屋台で親しまれていましたが、ラーメンの先鋭化はますます進み、近年ではミシュランの星を獲得する店も現れるほどです。
一方で焼きそばは圧倒的に専門店が少なく、今もなお縁日など屋台で供されるイメージも強くB級グルメの域に収まったままなのはなぜだろうと。。
パッタイやミーゴレン、ホッケン・ミーなど、海外でも焼きそば系のストリートフードが多いですね。

お家で手軽に美味しく作れるからか？
焼きそばが屋台のようなストリートフードとして極めて優秀だからか？
ソースか塩かくらいしかないからか？
主食なのかおやつなのかわからないとか、、？

確かに焼きそばは主に蒸し麺を使うので、屋台において１番のネックとなる水が不要、スープを用意する必要もありません。
使っているのも肉を除いて食中毒の心配も少ない食材ばかりで、大量に作っておいたものを温めて提供することもできるので回転率よし。
なんて色々考えてしまいます（笑）
焼きそば専門店、東京でもいつか流行るのでは？と。

混ぜそば、焼きちゃんぽんのように複数種の麺を焼く料理や、焼きそばパン、モダン焼き、オムソバ、そばメシのようなソース焼きそばメニューなども取り入れたラインナップにすれば、面白いお店になりそうだな。なんて思うこのごろでした（笑）

まゆこ