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皆さま💕

おはようございます♪

舞です🎀

心地よい秋風が吹き抜ける今日この頃、いかがお過ごしでしょうか🍂

先日、かねてより訪れてみたいと思っていた、岐阜県の「長良川の鵜飼」へ足を運んでまいりました。

毎年5月11日から10月15日まで行われる長良川の鵜飼は、1300年以上の歴史を誇る日本の伝統漁法です。

織田信長や徳川家康といった歴史上の偉人たちにも愛され、現代においても皇室との深いつながりを持っています。

今回は、現地で肌で感じたその素晴らしい魅力と、少し意外な「伝統の裏側」についてもお話ししたいと思います。

「そもそも鵜飼ってどんなもの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんので、少しだけご紹介を。

鵜飼とは、鵜という水鳥を巧みに操り、川の鮎を捕る伝統的な漁法のことです。

鵜の首には適度に締めた紐が結ばれており、小さな魚はそのまま飲み込めますが、大きな鮎は喉の途中で留まる仕組みになっています。

鵜が鮎を捕らえて水面に上がってきたところを、鵜匠さんが絶妙なタイミングで手繰り寄せ、鮎を吐き出させるのです。

こう聞くと「鵜がかわいそう…」と思われるかもしれません。

しかし、鵜匠さんは日頃から一羽一羽の体調や性格を把握し、長い年月をかけて深い信頼関係を築いているそうです。

また、鵜が捕らえた鮎には、くちばしの痕が残ることから「歯形の鮎」と呼ばれ、その鮮度と希少性から珍重されているのだとか。

何より印象的だったのは、人間と鵜が長い時間をかけて築き上げてきた、特別な絆でした。

 

 

 

あたりがすっかり暗くなった頃、ドン!と合図の花火が上がります🎆

これが鵜飼開始のサイン。

川の上流から、パチパチと火の粉を散らす篝火を掲げた鵜舟が近づいてきます。

 

 

 

 

 

暗闇の中に浮かび上がる赤い炎🔥

鵜を操る鵜匠さんの「ホウホウ」という独特の掛け声、激しく水しぶきを上げながら鮎を追う鵜たちの姿。

その光景は言葉を失うほど幻想的で、まるで一幅の絵画を眺めているようでした。

中でも私の目を奪ったのは、舟の先頭に立ち、何羽もの鵜の手縄を鮮やかにさばく鵜匠さんの凛とした佇まいです。

実はこのお仕事、誰でもなれるわけではなく、非常に厳格な伝統があることをご存じでしょうか。

現在、長良川で活躍されている鵜匠さんは、わずか6名。

そして皆さん、宮内庁から任命された「宮内庁式部職鵜匠」という特別な肩書きを持っていらっしゃるのです。

長良川の鵜匠は、代々その家系で技を受け継ぐ「世襲制」によって守られてきました。

父親から息子へと技術や精神が受け継がれ、原則として一つの家に一人の鵜匠がその役目を担います。

マニュアルや資格試験によって習得できるものではありません。

幼い頃から父親の背中を見て育ち、日々の手伝いを通して技を体に染み込ませていく。

長年にわたる厳しい修行と、自然や生き物への深い理解によって、一人前の鵜匠へと成長していくのです。

この「世襲制」「幼少期からの厳しい修行」というお話を聞いたとき、私は銀座の街でもなじみの深い、日本が誇る伝統芸能「歌舞伎」の世界を思い出さずにはいられませんでした。

歌舞伎の世界でも、名門の家系に生まれた子どもたちが、物心つくかつかないかの幼い頃から厳しい稽古を重ね、何代にもわたる歴史を持つ大名跡や芸を継承していきます。

もちろん、家系に生まれた方だけでなく、研鑽を積んで活躍される役者さんもいらっしゃいますが、伝統を次の世代へつないでいくという点では、鵜飼と通じるものを感じます。

そして、両者にはもう一つ共通点があるように思いました。

それは「様式美の徹底」です。

歌舞伎には見得(みえ)や隈取(くまどり)といった独特の美しい型がありますが、鵜飼の鵜匠さんもまた、古くから受け継がれてきた装束(風折烏帽子や腰蓑など)を身にまとい、洗練された美しい所作で鵜を操ります。

単に魚を捕るという漁の枠を超え、見る者を魅了する一つの芸術として磨き上げられてきたその姿は、まるで歌舞伎の舞台を思わせる、日本ならではの美しさに満ちていました✨

時代がどれほど移り変わっても、先人たちの知恵と技術、そしてたゆまぬ努力によって守り継がれてきた伝統が、今もこうして息づいているのですね。

 

鵜飼のクライマックスでは、6隻の鵜舟が横一列に並び、浅瀬へと鮎を追い詰める「総がらみ」が行われます。

川幅いっぱいに広がる篝火の炎と、鳴り響く舟べりをたたく音。

その圧倒的な迫力に、観客席からは惜しみない拍手が送られ、興奮も冷めやらぬまま、贅沢な夜は更けていきました。

 

 

 

 

 

今回の旅では、自然と向き合いながら命をいただく営みの奥深さ、そして伝統を守り続ける人々の覚悟に触れ、私自身、とても大きなエネルギーをいただいたように感じます。

長い年月をかけて受け継がれてきた伝統の尊さに触れ、銀座でお客さまと過ごす一つひとつの時間、そしてMarieという場所を大切に育んでいくことの意味を、あらためて深く考える機会となりました。

皆さまも機会がございましたら、ぜひ一度、長良川の篝火に照らされる幻想的な夜を体験してみてください。

 

 

 

それでは、皆さま💓

今日もいってらっしゃいませ♪

 

舞