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皆様お久しぶりです!ゆずです😊

少しずつ暖かい日が増えてきましたね♪
私は今年、本格的に花粉症デビューしたみたいで…
日々花粉と戦っております🌷
私の花粉症の話はさておき、前回のブログでは、お薦めの漫画を紹介させて頂いたので、今回は好きな小説について書きたいと思います!

今回ご紹介させていただく作品は…、
伊坂幸太郎さんの「砂漠」です!!

私は伊坂幸太郎さんの作品がと〜っても好きなんです♡内容も勿論のこと、ストーリーのテンポ、ユーモラスな表現、何よりどの作品も登場人物が本当に個性的で魅力的なんです!

今回ご紹介する砂漠は、仙台の大学に入学し出会った男女5人の学生生活が舞台の物語です。
合コンに麻雀、ボウリングに恋愛と、いかにも青春らしいストーリーに、通り魔犯との遭遇や超能力対決など少し不思議な事件が加わって、これまで読んだことのないけれど、誰もがどこか共感できる、そんな青春小説になっています。

私は登場人物の中で特に西嶋くんがお気に入りなのですが、正直最初の印象は全く良くないです…かなりクセ強めです!
ただ、読み進めるうちにどんどん西嶋くんが格好良く見えてくるんです。周りに流されず、どんな事にも真剣に、熱くぶつかって行く姿に必ず心を動かされるはずです!!

そんな真っ直ぐで、極端に熱くて、変わり者で、でも友達想いで優しい西嶋くんの、
「俺は恵まれないことには慣れてますけどね、大学に入って、友達に恵まれましたよ」という台詞は、とても心に響きました。
持つべきものは友ですね!砂漠を読んでいると本当にそう思います。友達に、人間関係に恵まれる、それはきっと何よりも贅沢な事なんですよね。

「砂漠」は、ごく普通の大学生のちょっと特別な、でも何気ない日常が描かれています。物凄い奇跡が起こることも、感動の涙が溢れて止まらない、みたいなこともありません。
けれど読み終わった後、とても爽やかで明るい気持ちになれます。
ちょっと前向きになれたり、何だか元気がもらえる、私にとって「砂漠」はそんな作品です。
機会がありましたらぜひ、皆様も手に取ってみてくださいね☺️